1983年春、アフガニスタンの北にあるトルクメン共和国山岳地帯で、地質学研究所の調査隊員たちは、異様なものを発見した。
一億五千年前の恐竜の足跡と並んで、人間のそれとそっくりの足跡群を発見したのだ。
人類が発祥したのは約百五十万年前だとされている。
これが事実なら歴史を覆す大発見だ。
しかし、発見はこれだけではない。
1968年、ユタ州のアンテロープ・スプリングでアメリカの科学者が化石の採集をしていたところ、五億七千万年前の地層から、三葉虫を踏み潰した靴跡の化石が発見された。
長さ約25Cm、爪先の幅が8Cm、かかと幅が7.5Cm、かかとの厚みは1Cmあったという。
理解に苦しむのは、はき込んだ靴のように、外側が浅く、爪先は深く削れていたことだった。
この地層の時代であるカンブリア紀には、人類はもちろんのこと、哺乳類さえ存在しないことになっている。
アメリカカンザス州バクスタースプリングスの砂岩から出た靴跡の場合、かかとの部分のギザギザ模様まではっきりわかるという。
中国と旧ソビエトの科学者たちは、宇宙服の靴のようだと指摘したそうだ。
ところが驚くなかれ、足跡の化石の発見例はこんなものではない。
最近では、数億年前に異星人が地球に降り立ったとまじめに考える学者も出てきているという。
あるいは、いずれ人類は時を溯る力を手にするとでもいうのだろうか。